葬儀のスタイルは色々ありますがほとんどが仏式で行われているのが現状です。キリスト教式、神式というスタイルもありますが少数派と言っても良いでしょう。そして仏式とは考え方が異なります。まず仏式の場合には、極楽浄土に送るために行われる儀式が葬儀です。
しかし、神道式の考えでは、なくなった人を家に留めて守護神とするための儀式です。仏式の場合には、寺で葬式をあげる場合がありますが、神道式の場合、神社ですることはあり得ません。それは、神社が紙の聖域の場所であるためです。
また仏式で焼香を行いますが、キリスト式の場合は献花を行います。そして神式の場合には、玉串奉奠です。そして数珠は使いません。経験したことがないという方も多いでしょうから、事前に知っておくと安心です。玉串は、右手で根元を上から持ちます。
そして、左手で葉先を下から支えるという方法で行いましょう。玉串を渡した後に、二礼し、身体の正面で両手を合わせ、音をたてずに二回拍手行います。そして拍手のあと一礼し、席に戻ります。難しく身構えず前の方にならってやれば大丈夫です。
服装に関しては、一般的な仏教の場合と同じで喪服を着用するのが普通です。男女ともに色は黒を着用しましょう。不祝儀袋の表書きには御玉串料、もしくはご霊前と記します。仏式かどちらかわからない時にはご霊前と記しておけばどちらにも対応できますので覚えておくと安心です。また仏教の場合には故人に戒名が付けられます。それはなく、おくりなが付けられます。